2015年2月13日金曜日

第45回 防府読売マラソン 2014年12月21日(フル4回目)

前日移動

交通機関利用の予定だったが、車移動に変更。午前中の予定を終えて、昼食後出発。ソルトアリーナには14:58着。ゼッケン引換、記録証発行の手続きをして、車でコース下見に出る。やっておいてよかった。コースの特徴云々もだが、一度コースを見ておいたという気持ちの問題のほうが大きい。

17:30宿にチェックイン、18:00から60分ジョグ10km。59'59 でなんだかげんが良い。レースシミュレーションをして22:00頃には就寝。夕食はパン、東横インのフリーサービスのカレー、ヨーグルトR1。

イメージトレーニング(レースプラン)

前半のハーフは4'15切りで維持。後半を2秒/5kmずつ削っていく。

スタート〜5km(21'15) 
スタジアムを出て海沿いに埋立地をいく。落ち着いてあおられないように。

〜10km(42'30)
4kmの給水をとったら折り返し58号でスタジアムに戻る。横入川交差点までが10km。8.5kmの給水をかるく口にする。(21'15  4'15ペース守れ)

〜15km(1.03'45)
内回りの街中をぐるっと回る。14kmの給水。浜方交差点15km。(21'15)

〜20km-ハーフ (1.25'00-1.29'15)
内回りの8の字コースを抜けて外回りへ。三田屋大橋20kmすぎでハーフ。

〜25km(1.46'00)
防府駅過ぎて外回り。中盤の25km。キロ4'12ペースへ。

〜30km(2.07'00)
外回りから内回りに南下で5km。キロ4'12 21'00ペースへ。

〜35km(2.27'50)
折り返し北回り。ここからが我慢のしどころ。足がもつか。4'10ペースにあげて20'50。

〜40km(2.48'40)
もう煙突が見え始める。40kmすぎればあとは気力。4'10ペースを我慢して残り2kmをキロ5分に落としてもセーフ。

〜ゴール(2.57'00)
最後2kmを8'20 でしあげ、スタジアムトラックを1周ダッシュ。もう大丈夫。

というわけで頭の中ではみごとサブスリー達成。


当日


5:30に目が覚めて二度寝。6:30起床。ロビーの朝食。おむすび2個、白飯、味噌汁、サラダ、コーヒー。よく寝た。あまり深く考えていない。
曇り、気温3℃。レース頃で7℃。雨はない。よし。夕方みぞれ?買っておいたR1固形と飲タイプとってトイレマネージメントも済み。8:00出立。

8:44 ソルトアリーナ着。この時間なら駐車場余裕あり。9:40まで車中でゆっくりする。風があるので長袖にするかランシャツにするか悩む。
10:00にソイジョイとバナナケーキ1。11:00 にカステラ1切れバナナケーキ1。バナナ補充。

11:00までアップ。体操と2kmくらいのJOGのみ。よしランシャツで行こうときめて着替えようとしたらランパンを前後逆に履いている。縁起がいいと思うことにして、シューズも思い切ってウェーブスペーサーからアディゼロに切り替える。アームスリーブを使ってみることにする。腕に書いたスプリットタイムのメモが見えないが計算でいくことに。
11:40グランド入り。寒い。女子選手がちょうどゼッケン1200〜1300のところにくる。これは前が大変そうだなあと思ったら、役員さんの指示で7/8コースに移動させられていった。それでもスタートは速度差がありすぎて結構な混乱があった。慌てて着替えたせいでグローブしていないことに気がつく。ワセリンもしっかり塗ったしええいままよと気にしないことにする。

スタート
スタートはやはり動けない。4'40かかる。ゆっくり出る予定ではあったが、少し削らないとまずいな、と少しペースアップして5kmはほぼ予定通りで21'20にもどす。10kmまでは集団で風をよけながらいく。やはり速めで4'10を切っているが、スプリットは42'30からみでそんなに速くはない。体は楽なんだがそれが怖い。下関はこれで失敗した。15kmまででついていく集団を少しずつ前にする。遅い。4'13がでると少し焦る。このあたりで4'10切りペースで行くことにして腹をくくる。後半にむけて貯金のプランに切り替え。

20km。
ほぼ予定通りのところから少し削る。ここを過ぎると落ちてくる人が増える。ハーフ、1.29'15 の予定が1.28'45。前回失敗した下関とほぼ同じ展開。もつのか不安になるが、このコースはほぼフラット。少なくとも前回より悪くなることはあるまい。25kmで集団をみつけて入るが遅い。このあたりで川内選手とすれ違う。しばらくして第二集団のおおきな塊がくる。もう少しで浜方の折り返し。ここまでは行けている。落ち着け。我慢。みんな落ち始めた。どんどん抜いていく。ゼッケン5016の女性ランナーが安定して走っていたのでペースメーカーにしていたが後ろに下がってしまった。そこから一人旅になる。

30km 
前回はこの段階で2'08だったが、もう後のない2'08だった。今回は2'06でまだ足が残っている。(これはいける)という感じが出てくる。顔も笑える。腕も振れる。

35km
ここでもうペースが落ちるか…と思うと4'10切れている。いける。おちない。すごい。ここからガクッとおちるのか、いつおちるのか?と思いながら最後の5kmを辛抱する。いける。38kmで4'04、39kmで4'02が出る。40kmが2.47'だった。残りキロ5分ペースに落ちたとしても間に合う。足さえつらなければもうあとは直線で競技場に戻るだけ。1kmを辛抱。41kmが4'06でいけた。大丈夫。もう大丈夫。42km4'14かかったがあとはゴールに入るだけ。いけるんだ。終わるんだというより50何分になるのかを考えながらトラックをもう一踏ん張り。ゴールへダッシュ。時計が見える。2.56'05 がみえる。ゴール。19秒。「やった」と声が出る。ほぼイメージ通り。終わった。

35kmのところで勝っていた。おちるはずのところがおちない。上り下りがなく直線が多いのでリズムの切り替えがない。トラック練習のように集中して走れるのも良かった。

最後2kmでペースメーカーにしながら抜いていった5016の女性にもう一度ぶち抜かれる。見立て通りの人だった。

足のダメージなし。給水は全部手をつけた。一口ずつ口を濡らすだけ。アディゼロは気にならないという意味でいい感じだった。寒さはなんとかなった。風除けもうまくいった。アームスリーブに挟んでおいたジェルは結局つかわなかった。509位。

とにかく腕を振る。顔は笑う。肩を落とす。自分のレベルでできることは腕振りにつきる。トータルで言えばほぼ前後半イーブン。全体でキロ4'09ペース。

できると信じて準備してきて、そこそこ失敗して、4本目で達成なら上出来だろう。やればできるがやらないとできない。サブスリーは能力の問題ではなくてモチベーションの強さにかかっている。次は250カット。今回のイーブンペースでみると、もう少しは削る余地がありそう。こんな練習の日々はいつまでも続けられないだろうがこのくらいまではやってみようか。

去年の初めてのフルの下関では4'15で42kmをおすという世界が想像もできなかった。今は4'15が楽にイメージできる。いつのまにかこんなところへきているがプロセスがあるから全く不思議ではない。でも今250カットはイメージできても240 切りは想像がつかない。キロ3'30ペースで40kmは無理と思うが、やれば全く不可能ではないのかもしれない。年齢別の記録の分布でいないわけではないがほんとにわずかな数。壁を壊す。踏み出すかどうか、その勇気とエネルギーがあるか。

公式ラップ
5km)         21'21
10km)       42'03(20'42)
15km)    1.03'08(21'05)
20km)    1.24'02(20'54)
HALF)    1.28'40
25km)     1.44'51(20'49)
30km)     2.05'31(20'40)
35km)     2.26'31(20'51)
40km)     2.47'05(20'43)
FINISH)  2.56'19(9'14)

2015年2月12日木曜日

下関海響マラソン2014 11/2 (フル3回目)



昨年の初フルデビューから1年。準備積み重ねも十分で、できればこのレースでサブスリーを達成しておいて、このあとの防府か延岡でタイムを狙うというのがプランだった。結果的には力み過ぎで失敗。


 1年かけて準備したものを信じてやった分だけを出し切るだけ。大丈夫。リラックスして行こうと気持ちを整えるが、やっぱりここで切っておかないとというのがあって肩に力が入っていたのかもしれない。


 シュレーションでは、今年はスタートブロックもAになるので流れにのるのをがまんして4:10くらいで置いて行かれればいい。5km20’44 10km41’20 15km1.02’ 20km1.23’ ハーフが1.27’ちょっと早いがいい感じで、25km1.44’30km2.05 2.07切っていれば大丈夫。ここから我慢の5km 35km2.28’で頑張る。坂を考えれば実質のペースアップ下りで取り返して40km2.48’ 42km2’56あとはゴールの200mで予定は2.56.28フィニッシュとなった。



5km 20’3420’27

10km 41’0120’27
15km
 1.01’5720'56

20km 1.23’1921’22

HALF 1.28’12

25km 1.44’5821'29

30km 2.08’1223'14

35km 2.32’3724'25

40km 2.57’1024’33

FINISH 3.07’55




前日




小倉泊、8:30ころまでに投宿、駅でちゃんぽん麺、パンなど食べる。シミュレーションして寝る。




当日朝


5:00起床、朝食おむすび2、アンパン1、バナナ小2、コーヒー

6:30ころ出発。下関駅から誘導の導線に従ってTシャツ受け取り、駐車場で着替え、軽く体操とアップだけ。


レース


8:00
ラインナップに移動。Aブロックはほんとにスタートラインに近くてびっくり。去年はDだったか。前でなにやっているのか全く分からなかったが、イベントもよく見えて声もよく聞こえる。千葉真子が慣れているなあと思う。あきらかにこのブロックじゃないだろうという仮装ランナーが紛れ込んでいる。


8:30スタート

スタートロスは7秒。普通に集団に合わせて走ると、1km3分台。やはり速い。市外から海峡沿いへ。5km20分台。予定よりまだ速くペースが落ち着かないが辛くはない(やはりこれがいけなかった)みもすそ川公園砲台をすぎ、長府7.7kmの折り返し、しばらくで10km。トイレが気になるがそのままいってみる。もうかなりあつくて汗もにじむ。(この段階で体に無理がかかっているのに気付いていない)市街へもどるすれちがいで後続の多さに驚く。自分のポジションを意識する。唐都市場のあたりをまわる。まだ足はある。3時間のビブスをつけたペースランナーと集団をみつける。ついていくか。20分台で410は切るペースで行っているらしい。ついていけるか。ついていくと速すぎてもたないと思いながらつききれない。50mくらいの距離のまま離れてついていく。トンネルをすぎハーフが1.28’。予定の27分ではないが良いペースできている。順調。彦島大橋にかかる。一つ目のアップダウンまではなんとか4’304’00くらいで5km21分でいけていたが、そこで足が終わった。エイドの食べ物は手を付けず、ジェル1本ハーフ地点でとっただけ。


脚売り切れ

 30kmのところでは、そこまでの貯金もあってまだサブスリーが狙えるタイムだったがもうキロ4’10は出ようがない。5kmのラップが24分台に落ちていく。40km2.57’ ああ、もうどうあがいてもむりと諦め、せめてベスト更新をと思うが、それすら足が許さない。3時間経過で残りが2kmくらいだったか。あと5kmからが長い。スパートもきかずただだらだらとスロージョグをしている感じになる。最後の直線で3時間7分の時計をみてもスパートさえきかない。8分切れるかなとぼんやり思いながらゴール。

あとは記録証とタオルと完走メダルを受け取り、仲間をまってみるが汗をかいたので体が冷えて寒くなる。着替えに行こうと思うが痙攣で動けなくなる。ロビーで配布しているエアーサロンパスでごまかしてなんとか移動して着替える。あとは予定の便で帰宅。職場に車を置いていったのでそれをひろって遅くなる。


 1年がかりの準備が結果に結びつかなかった。ここで最低サブスリーと思っていたが、とてもではない。コントロールのできない撃沈ぶりで、さてここからどうしようとけっこう落ち込む。


 途中、タイムが落ちかけたときに3人くらいの集団についていってタイムが落ちなかったが、それでまた無理をしたかもしれない。ペースの良い女子選手に何人か抜かれた。表彰をみると6位くらいまでが3時間10分以内。海沿い、橋の上の風が強く大変だった。


 後日2kmのインターバルをやりながら、序盤あのペースを楽だと感じたのはやはり興奮状態に騙されていたんだなあと思う。30km走をしておくタイミングが近すぎた。疲れが抜けていない。給水・補給食の不足。汗をかいた時はやはり注意が必要。




反省

前半飛ばし過ぎというには予定通りだった。ハーフ以後の橋の上りで完全に足が止まる。30km走(4’30)をもう少し増やす。朝のJOGをいれて補強運動も確実に。彦島大橋1回目の上り下りはなんとか21分でいけていたが出島に行くところでつまづいた。あとはキロ4’30も切れない。前半が1.28’15、後半1.39’40 完全な失速パターン

2015年2月11日水曜日

第63回別府大分毎日マラソン(2014/2/2) フル2レース目

エントリー決定


  2013年11月3日下関海響マラソンでサブ3.5を達成。以前からサブ3.5なら別大にいけるというのは意識していたので、ゴールして友人と話をしながら出場を決める。自分には分不相応な大会かという気もしたが、参加の資格があるなら行ってみたいという思いがあった。ただ、関門の時間が下関の自分のタイムとほとんど変わらないので、今のままで走っていては最後まで走れない可能性が大きい。とにかく一度でてみたい。この時はこんなモチベーションだった。

 帰宅後ランネット経由でエントリー完了。入金もすんだが、記録証を毎日新聞社に送って先方がスタートリストに載せてくれているのを確認するまではエントリーができたのかどうかわからない。最終的にスタートリストに自分の名前が挙がっているのが確認できたのは、別大のHPのスタートリストの最終更新バージョン。確定するまでうまく行っているのか不安ですこし冷や冷やした。

 練習準備


 課題意識とメニュー


 下関までは、きちんとしたメニューは組んでいなかった。とにかく月300kmを越えることだけを目標に走っていたので、足はできてスタミナもある程度できているとは思った。完走は大丈夫だろう。ハーフのペースからしてもキロ5分は大丈夫だろう。予想外の状態にならなければサブ3.5はいけるという予定だった。実際には、後半の落ち込みが大きすぎるのとスタミナの割にスピードが出せていないのを痛感した。このままだとまた完走はできるけれども記録向上はのぞめない。今のままの走りかたでは行き詰まると思った。

 いくつかの本をながめてみて、具体的にメニューが書いてあることと、その考え方や理由がかいてあるものでわかりやすかったのが金哲彦の『金哲彦のマラソン練習法が分かる本』(実業之日本社)だった。もうひとつミズノがスポーツショップにおいている「3~3.5時間切りを目指すあなたへ」というメニュー表だった。これはミズノのHPにあがっているものと同じでSWACの大角重人監修によるもの。 http://mizunorunning.jp/contents/training/sub3.html

 三ヶ月かけての準備を「導入期・鍛錬期・調整期」と進めていくながれは一緒で、mizunoのほうはLSDがないとか、導入期の設定が既にある程度の走力のある人向けのメニューになっていることなど細部に違いはある。基本的にはよく似たメニューになっていた。金メニューのほうが休養と練習のメリハリがはっきりしているが、休養のとりかたがたぶん思っているよりきつい(軽めのJOG40~60分をいれるのが前提になっている)。

 これを、2月2日をレース日に設定して逆算して日割りでぜんぶエクセルに書き込み、金メニューとミズノメニューをならべて様子をみながらやった。

 スピード練習とスタミナ練習 それまでやったことのないきちんとタイムを管理したビルドアップやペース走、インターバルなどがメニューに入っていて、夜の歩道などでは練習が難しくなってくる。最初は手探りだったが、びんご運動公園の周回コースや、トラックなどをつかって練習を始めた。路面や交通状況に気を取られないで練習する場所は、近くにあるとラッキーだが普通はなかなかだろう。職場とびんごのトラックが近いこと、使用料も安く専用利用での制限もほとんど影響なかったことなどは幸いした。広島市の広域公園のサブトラックなどはほとんど予定が入っていて個人での利用が難しい。

 最初はキロ4:15というのがとんでもないスピードだと思われたが、スピード練習で体が慣れてくるとキロ4分はコントロールして2kmくらいなら走れるようになってくる。最終的にキロ4:30での20km走が練習でできるようになった段階で、ある程度スピード練習の成果がでたのは確認できた。

 スタミナ練習に関しても、漠然と距離を重ねるのではなくて、距離走なのか時間走なのか、どういう流れの中でなんのためにやっているスタミナ練習なのかを意識してやるようになったので、いままでなら漠然と距離を踏んでいたのが、しんどくても頑張るところと休むべきところのメリハリがつけられるようになった。

スケジュール管理


メニューは基本的に週6、ポイント練習は水・土・日になっているので、とにかく、まず週6でどんな形でもいいから走った形にはしようと思った。忙しくて走れないときにも2kmくらいの散歩でもいいからやっておこうと決めてこれはレース当日まで実行した。半分願掛けみたいなかんじだった。メニューの通りには力的にも仕事の都合的にも無理だったが印象としては七割くらいの達成率でできたのではないかと思う。ここは頑張りたいとおもうところが何日かあってそこを外さなかったのが自信になった。逆に今の実力での穏当なタイムの見極めもしなくてはならないことにもなった。

体のケア

月曜日は確実に休みをとった。故障の無いように、走る前後のストレッチやアップ走は十分にした。故障を招くほどの追い込みかたを知らないと言うのもあるが、怪我なくレースを迎えられたのはラッキーだった。風邪をもらわないようにするのが苦労だった。子どもがもらってくるものは防ぎきれないので、危なくなったらすぐ対応ということで乗り切ったが、本番一週間前に喉の痛みから咳にいきかけたのが一番ひやひやした。最終的にはなんとかなったが、レース最後2kmの呼吸はきつかった。

神仏頼み

大山祇神社で買った曲玉を怪我よけのつもりで家の鍵につけていつもランパンの紐にくくりつけて走っていた。夏に転倒でけがをしたが、それでも走れる範囲だったのでよかったのだろう。夜ランでの怪我は気を使った。尾道の烏須井神社の願い玉がよく効くというので、いつも車につけていて通勤の前後になでるようにしていた。レース当日も曲玉と一緒に身につけて走った。結果もよかったので今度お礼にいかなくては。
 神も仏も一緒くただけれど、レース出発前はやっぱりうちの仏壇に手をあわせて出る。スタート直前もいろんなものに感謝するつもりで手を合わせる。これが一番落ち着く。

レース準備

宿泊 

具体的なレース準備の第一段階が宿泊先の確保だった。11/3の下関が終わってからのエントリーだったので遅い。一緒にいった友人と同じく別府のカプセルホテルになった。いい宿は早めになくなる。レースに出るのが分かっている人は、早くから予約しておいて出られなくなればキャンセルするというやりかたで宿を確保するらしい。今度からそうしよう。カプセルホテルは、個室タイプということだったが、カプセル同士がベニヤ板で仕切られてドアがつけられているだけ。普通のカプセルとかわらない。これは失敗だった。体は休まったし風呂も温泉につかれたので悪くはなかったが。

荷物

遠征用のバッグは下関のが小さすぎたので今回安い物を新調。
 レース用シューズ×2(ターサーとウェーブスペーサー)
 レース用ランシャツ/パンツ
 アップ用ランシャツ/パンツ(長袖2)
  アップ用ジャージ(着ていく物と別に)上下
  レース用ソックス2足
 アップ用ソックス1足
  下着他
 キャップ・アームスリーブ・手袋・ウエストポーチ
  レース用パワージェル savas pit in 3

こんなにいらない。車移動なら持って行けるけど、電車移動なら必要最小限で。

スケジュール確認 

前日の受付会場、当日のスタート地点、ゴール地点がすべて別なので、時間と移動手段、移動予定時刻などを一応エクセルで行程表にしておく。


なれない動きになるのであわてないで事前に確認しておいて良かった。レースに集中できた。

 前日  エントリー受付

移動はM君と駅で待ち合わせて新幹線。そのままコンベンションセンター(ビーコンプラザ)へ。受付は、ゼッケン番号順に島がつくってあって、役員とボランティアのひとがいて確認して制服を着た役員の方が渡してくれる。いつもの大会と違うのはこのあたりで感じる。自然に背筋がのびて「よろしくお願いします」と頭を下げる。

 受け取った荷物の中に選手証があるのでそれを首にかけ、ランナーの広場で軽く食べる。 集まっている人たちが顔や体つき着ているものが明らかに違う。シリアスランナーしかいない。食べ終わって宿へ移動。  宿泊・食事 宿泊はカプセルホテル。ランナーがうようよいる。Mくんと近所の居酒屋みたいなところで普通の食事。飲むか飲まないか微妙な空気。飲まなくてもよかったんだけど、一応聞いてみたらじゃあということになったので少しだけ飲む。彼もいらなかったのかも。

 ちかくのユメタウンで朝食仕入れ。おにぎりが無くなっている。パン大福餅・カステラなどを仕入れる。

 ゼッケンつけ カプセルに入って翌朝の時間を相談して分かれる。ゼッケンをつけながら準備。このゼッケンは安全ピンでは落ちる。実業団の選手が縫っていたのはこのためだった。不織布ではなく織布なのでごつい。

当日

起床

早めに起きて食事。おにぎり。大福。水を少し多めに。

散歩

 近所を走るともなく散歩程度でぶらぶらする。がっつり走っている人たちもいた。

移動

シャトルバスの乗り場に移動。そのままうみたまごへ。選手の緊張がバスの中ではち切れそう。ぴりぴりしている。

着替え準備

 早めの到着でブルーシートはまだ空いている。前日の雨でけっこうびしょびしょ。場所を確保して、軽く着替えてアップへ。

アップ

トータルでも20分もやっていないくらい軽いアップ。途中こまめにトイレに行く。数も十分で無駄に並ぶことはなかった。ここで日が差して暑くなるかと思いきや一気に霧が出始め気温もぐっと下がってくる。

 荷物あずけ

スタート前に自衛隊に荷物をあずける。白いビニール袋にナンバーシールをはり、荷物をそっくりいれる。ビニールなのであまり重いものをいれてぎゅっとひもをしばったりするとやぶれる。かぶせる感じで十分。

 プレラインナップ

荷物をあずけたら、ゼッケンナンバーのかたまりでプラカードをもった高校生をさがして整列。

 ラインナップ

5分前くらいにスタート地点へ移動。ここで最後の直前トイレ。何人か駆け込む。たち小便も多数。後ろの方はだんだん整列がグダグダになって前へ行こうとする人がでる。

 スタート

  整然とスタート。遅くはないがさすがに自分のペースでは走れない。2kmまでは団子状態でペースがでない。キロ4'15は無理。3kmくらいからばらけて走れるようになり、4'20を切るペースでいける。
5kmでようやく4'18。4'20を守るプランに変更。10kmからペースをあげてみる。18kmから20kmで20秒が切れなくなり、ハーフ過ぎてもう一度上げる。ハーフ1時間33分


ハーフすぎてトイレ。25km心肺的にはきつくない。だんだん前を走る人のゼッケンの数字が若くなってくる。色のはっきりしたウエアの人をターゲットにしながら抜いていく。30kmをすぎて気持ちが負ける。キロ4分20秒を落とすともうあげられなくなる。むしろあげていくレースをしなくては。35kmからは足が止まる。女性ランナーに抜かれる。40kmもう気力だけ。ペースをみるのをやめて、現在時刻でみてみると14:57くらい。残りをキロ5分切っておけば15:10にはつく(3時間10分切)と思ったらこれ以上落としたくないという気持ちになる。みっともないようなゆがんだ顔でラストを辛抱。トラックに帰ってくると6分台の表示。8分は切れる。ダッシュ。3時間7分42秒

4'15でいくなら4'05で走る練習をしてぎりぎり。30kmすぎのスタミナはもっとロングのペース走を増やさないと無理。普段のジョグのペースもキロ5は切っておかないと遅すぎる。20~30kmを4'20でおせる力を。

 ゴール

  競技場着。  ゴールはすでにサブスリーランナーでいっぱい。その後の着ランナーを見る。フィニッシャーズタオルをかけてもらい、渡された飲料を飲む。M君と合流。荷物受取・着替え  隣接の高校体育館に荷物がナンバー順に並べてある。各自そこで着替え移動。

別府までは戻らず大分からソニックに乗ることにしてシャトルバス乗車。

帰宅

 新幹線で帰宅。

その他

  トイレマネージメント まず、朝。食べて散歩したら大のほうは順調にすむ。小は頻繁にでるだろうから朝のうちにたくさん水分をとっておいた。3回くらいはトイレに行っておいたが、ラインナップで結局いった。それでも22km地点でトイレ。気にしすぎ。トイレロスを気にしないほうがいい。トイレ気にしなければ使わなくなる。緊張で気になっていきたくなる。我慢できるもの。

  給水・補給食

 給水は、各所で確実にとる。全部は飲まないで口だけつける。補給食は10kmごとに3回とった。Savaspitin3本 粘度がたかすぎて口の中に残る。小型高カロリーにしようと思うとこうなる。しょうがない。なれてくるとこんなに補給食いらない。ハーフで一本とればいいくらい。 

ウェア

 Mizunoのいつものランシャツランパン。補給食をいれるポーチ

5kmスプリット
5km)      23'08
10km)    44'50
15km) 1.06'22
20km) 1.28'16
H)        1.33'32
25km)  1.50'08
30km)  2.11'51
35km)  2.34'12
40km)  2.57'32
F)         3.07'42

2013年11月3日 下関海響マラソン


人生初のフルマラソン

2012年9月にはじめてハーフを走って大会を経験し、制限タイムぎりぎりでゴールした。それからいくつかレースを経験して、やっぱり一度はフルを走っておかなくてはと思い始める。42.195kmってどれくらいしんどいんだろう。走れるものなんだろうか。完走目標で最初は考えていた。ただ距離を踏むだけは踏んで月300くらい走り始める。たぶん完走は問題ない。でもどれくらいのタイムで走れるものかまったく見当が付かない。キロ5分でサブ3.5なら、なんとかなるんだろうかというくらいのイメージはあったが、漠然としたものでやってみないとわからないの世界だった。

近いところで一番耳にしたこのマラソンにエントリー。すぐいっぱいになるというのでPCの前で張り付く。無事エントリー完了。

前泊、小倉東横イン 21:30には就寝。明朝の朝食は米のみ。5:00起床でとりあえず食べて置く。6:30くらいのJRで下関へ移動。M君から連絡があって駐車場でおちあい、合流。受付・着替え、貴重品あずけをすませる。雨がやまない。

 スタートゲート移動。スタートからしばらくは走れずキロ7分くらいで最初の1kmをすぎて、少しずつキロ5分にあげていく。2~3キロで5分ペースに追い付く。最初のトイレにもう入る。キロ4:50になるところまでがんばってあとはそのペースを守った。

 ハーフは1時間45分の通過。スタミナ的にはいけるが後半をあとキロ10秒削ろうと440秒で走っても全体のアベレージは449から動かない。彦島大橋はやはり長くここはきついが、次はそれほど意識せずに行く。帰りの橋手前で3時間半のペースランナーをみつけるが、すぐ抜く。そのあと坂のぼりで抜き返され、持ち直していく。38kmかくらいのところでM君に追い付いてしまう。膝を痛めて止まっていた様子。23分くらいでいけるかと思ったが最後のスパートはきかず、なんとか30分は切った感じ。ダメージ等はそんなにない。
 フル初体験。雨。 イメージとしてキロ5分は大丈夫。4分50もなんとかいける。4分40ならと想定したが、実際には50秒からはぴくりともあがらず。さすがに最後の5キロがきつかった。


5kmごとのラップ
28’12
23’36
23’37
23’20
22’51
23’09
23’54
24’20
TOTAL 3:26:57