2020年2月5日水曜日

ふりかえり 2015 第8回下関海響マラソン





2015111
気温7.764%北西4 
 タイム 3:03:29
 総合順位127/436
種目別順位122/386 登録男子

 ハーフまでは去年と一秒差、ほぼ一緒のタイム1:28'12”。後半の35km以降の落ち込みが、去年よりはちょっとましだったぶんのタイム短縮。レースプランにまよった。前半抑えれば後半の坂のペースダウンで取り返せない。前半とばすと後半持たない。前半を21分でおさえて、後半の上りをこらえ、下りでかせぐ。4'30でのぼって4'00でおり、4'15くらいでいければ全体としてはぎりでいけるか?
 実際には、後半の坂で4'30でのぼっても4'00でおりる力がない。サブスリー電車はもっと前半おそかった。長州出島あたりでおいつかれて大橋にかかるところで振り切られた。しばらくついていったときのペースは4'15くらいだったから、彼らはおそらくずっとイーブンでいっていたのだろう。ついていけなかった。
 シーズン最初のレースだからこれくらいコントロールできていれば上出来なのかもしれないが、このコースでサブスリーをなかなか達成できそうにない。
 坂に対する準備がたらない。後半の疲れは心肺ではなく筋力不足。スクワット、腹筋の補助運動をしなくては足らない。坂というような坂ではない。橋は自動車専用道だから勾配もカーブも緩やかで地味に長い。坂だと思わなければもっといける。意識し過ぎなのだろう。

 

【準備】

 レースの位置づけとしては防府前の脚づくりと考え、フルの感覚を取り戻すことを第一に考える。できることならサブスリーやっておきたいが、ここをピークにしたメニューは組まない。宿、食事は例年通り小倉駅前の東横イン。去年よりはやく投宿できたので夕方ジョグができた。奥田製作所までの40分ジョグ。
 当日朝は5:00起床。すぐ食事。ムスビ3、バナナ1。レース朝のむすび3個はちょっと多すぎたか。行動表にしたがって小倉から下関にJR移動。下関着からはSブロック専用に指定された生涯学習プラザに入るが、フロアはすでにいっぱい。入り口でゼッケンの提示チェックを受ける。自分が座ったところの奥に陣取っていた先客が戻ってくるなり「せま!」。余計なことに神経を使いたくないのですぐ移動。階段途中にすわる。すぐに人でいっぱいになる。結構狭くていいのかわるいのかわからない。暖かいのとトイレがすいているのはよかった。
 ゼッケンを付けて体操してアップしたら結構な時間になる。直前の糖質補給でカステラを口にして戦闘服に着替えて出る。8:15のゲート閉鎖に間に合うように8:00ころには移動。Sブロックスタートは去年のAよりごちゃごちゃした感じだった。去年のAよりやや後ろになった。Sの要件(2010以降でサブ3.5)を満たす人は結構多かったのか。AKBの仮装をした人が今年もいる。ソーティージャパンを履いている。太め。彼は走り始めたら姿は消えた。
 レース中の補給食はお守り代わりにパワーショットをスリーブに挟んでいくが使わず。出島折り返しのエイドでくれたアミノバイタル1本。給水は毎回とる。そのかわり各所で一口ずつ口に含む程度。

【レース展開】

 プランとしてはスタートから10kmまで4’15でいって20kmまでに4’05にあげておいて、坂に入ったらのぼりで4’30くだりで4’00くらいのめりはりで走るつもりだったが、スタートから4’10切のペース。抑えている感じはあったので去年より焦りもないし疲労感もない。表情や呼吸にも余裕があった。途中で後ろについていたランナーと聖湖のことで喋ったりする余裕があった。
 だいたい前半は5kmで1人か2人に抜かれるくらいのイメージ。ほぼ安定していた。彦島トンネルをすぎてのぼりにかかった途中でハーフ通過。思えば、トンネルのなかで聞こえた足音がもうサブスリー集団の足音だったのだろう。ハーフが28分。去年と同じ。大橋をくだって25kmくらいまでは良いペース。

出島大橋にかかるあたりからちょっとペースが上がらない感じになってくる。このあたりでサブスリー電車の集団の足音が大きくなってきこえてきてあっというまに飲み込まれる。しばらくついていってみる。アミノバイタルとっておりかえすが、折り返しあたりからもうじわじわ離れていく。出島大橋のところ30kmでペーサーが「ここからですよ。リラックスしましょう」と声をかける。4’15から4’17ペース。今の自分には結構きついが、これに付いていって慣れればたぶん上げなおせると思って粘ってみる。復路の彦島大橋にかかる前に100mは差がついた。もうサブスリーは諦めた感じになる。あれについていかなければいけないのかと思うと途方に暮れる。
 去年はここで一気にブレーキになるが、なんとか手を振り背中をのばしでピッチだけはおとさないようにする。残り10km表示からはあとは、いつものジョグコースの距離感をイメージする。あと1km我慢、あと1km辛抱と思ってペースを維持する。関彦橋あたりでタワーが見える。気持ちはもう着いた気になるが、あれを目印にするとそこからぐるぐると迂回路が結構長くて「え、まだか…」と気持ちがゆれる。JR高架下をくぐって市街地に入ってくるころはもう2kmもない。もう終わるなあとおもいながら時計をみる気もなくなっている。自分より年上の女性ランナーに抜かれてとどめを刺されエディオンの前を通る。まだあるのか。41km、42kmの表示が遠い。最後の曲がり角42kmをすぎてゴールがみえたらやっとほっとする。

【ゴール後】

ゴール後は余裕がある。計時も自分の時計もみなかったので、記録のプリントアウトではじめて3分と知る。ああ、7分8分ではないのか、思ったよりいいなと思う。もうちょっと頑張ったら3分くらいなんとかなった。追い込んでいない。レース後の足の痙攣も去年のようなことは無い。去年は最後歩くように走ってキロ5ペース近くまで落ちたから、それに比べれば最後まできちんと走れた感じはある。それにしても不完全燃焼な感じ。当初目的は果たせたし、コースベストではあったが、何かもやもやが残る。解放感もない。
 すぐ着替えて、チームのメンバーをさがし、ゴールを迎える。ふるまわれるフグ鍋とヨーグルトをたべて昼ごはんがわりにする。
 帰りの便の予定があるのでチームの皆には失礼して先に帰る。小倉まで移動してあとはのぞみ。去年はいったん尾道で車をピックアップしなくてはならなかったのでしんどかったが、今年ははやい。翌日は40分ジョグで疲労抜き。ダメージなし。